退職してみて

気づくと前回の日記から一年経ってた。

退職の旨を会社に伝えてから、なんだかんだで辞めるまで一年かかった。

別に無理に引き止められたりしたわけでは無く、引継ぎやら転職先がうまく決まらないやらでズルズル残った感じ。

最終日は会社の皆がほぼ総出でかくし芸みたいのをして送別してくれた。
あんなに沢山の人に祝ってもらえたのは人生で初めてだ。今後も無いだろう。
なんていい会社なんだろうと心から思う。いつか何かの形で恩返しがしたい。

じゃあ何で辞めたのかって言うと、思うのは「人」は良かったんだけど、「会社」としてはずっと働いていきたいと思える思いがもてなかったんだよね。

人間30歳にもなると将来を考える。自分にはどういうスキルがついて来ただろう、老後の蓄えとかどうしよう、とか。

今後のキャリアプランはどうなるのか、今後どうやったら給料があがるのか、退職金はどうなってるのか?数年後に上場したいと言っているが、その真意は何なのか?

あまり小さい会社に色々求めるのは酷かも知れないけど、「好きにすればいいよ」「やっておくから心配ないよ」じゃなくって、制度なり規則なりで文書化されたりしてないと不安ばかりが先に出てきちゃうんだよね。

主力の人がどんどん辞めて行っちゃったりしてるベンチャーや零細企業とかの社長さん役員さんは、そういう事も考えてみてほしい。
多分同じような理由で辞めていく人って結構多いと思う。